某アプリの件で揉めていたバカップル

先日、スタバでとなりの席で、カップルがごにゃごにゃ揉めていた。
そのきっかけは、彼女が彼氏にアンドロイド携帯を薦めていたあたりからで。。
その彼氏は、
iPhoneに変えたばかりだし、iPhoneの方がよくね?
アンドロイドのどこがいいの?」
と。
彼女も、どうやら、最近アンドロイド携帯に変えたばかりらしかった。
「なんかねー、いろいろ使いやすいよー、一緒に合わせようよ。」
と最初は抽象的な話をしていたけど、
彼氏側は、説得力のない説明に耳をかさなかった。
そこで、ついに彼女が切り出した。
「こんなアプリ知っている?」
そのアプリの名は、カレログ
今、色々を話題のアプリである。
インストールし予め設定をしておくと、
その携帯の居場所をネット上の監視画面で確認できるという監視サービス。


詳しくは、こちら
http://matome.naver.jp/odai/2131469803291446101



炎上マーケティングで話題になったアプリとも言われている。
http://exdroid.jp/d/20810/


そこから、急に彼氏の機嫌が悪くなった。
「は?なんでそんなの入れなきゃいけないの?
信用していないってこと?
っていうか、だったら、お前もそのアプリ入れろよ!」
話は平行線のまま1時間くらいはカレログについて揉めていたと思われる。
僕は、聞こえてくるその会話に嫌気がさしたので、
途中からイヤホンで音楽を流して聞こえないようにした。


そんな出来事があってちょっといろいろ考えた。
そういうアプリを入れて監視したいという欲求がある一方、
そんなアプリは悪だと考える人たちも大勢いる。
故に、炎上するのだろう。

ただ、個人的には、
アプリには罪はなく、
それを悪用(こっそりインストールするなど)を行った人間が悪いのではないか。
とも思う。
なので、


カレログ」、川端総務相が問題点検討を表明
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1109/13/news120.html


にあるように、もし政府が介入して規制したりする事になれば、
それは行き過ぎだろうと思う。

単純に、そういったアプリに偽の位置情報を流すような
対策アプリがあればいいのでは?と思った。
調べてみると、すでにそういったカレログの対策アプリは出ていた!
だよな…、と納得。


まさに、情報戦。混沌。
自由が故に、悪質なソフトも氾濫する。
すべては自己責任で、そういった悪から身を守るためにセキュリティソフトも入れる。
本来必要のなかった処理を端末にさせるので、
アプリの起動速度、動作速度が遅くなったり、
電池の消耗も早くするなどの弊害も発生する可能性がある。

カレログのようなアプリをインストールして、
一方でそれを騙すために、別の対策ソフトをも入れる。
そんなことを繰り返すのは、面倒だし、
とても心地よい世界じゃないと思っていたけど、
ある意味この混沌がアンドロイドの魅力でもあるのだなーと思った。
アップルをディストピアと考え、そのアンチテーゼがアンドロイドの価値観。


ここまできて、アンドロイドってそういう”面白さ”があるなーと思った。
今まで、
iPhoneの方がちゃんと管理されているから、
セキュリティソフトについても考えなくていいし、
デベロッパーにとっても動作を保証しなければならない端末も限定されているので、
開発もしやすい。」
そんな風に、安直に考えていたけど、
改めて考えみると、その混沌な感じがアンドロイドの面白さでもあると思った。
その混沌を解決するソリューションがまたビジネスになる可能性もあるわけで。
また、
ユーザーにとってそういった複数の価値観の選択肢があるということ、
それ自体が、アンドロイドの存在意義でもあるとも思った。



改めて、
カレログについて揉めていたカップルに、
この名言を送りたい…


”旦那や彼氏の鞄や財布や携帯を覗いても、
そこに君らの幸せは絶対ないよ。”
by 島田紳助
http://www.fesh.jp/detail_6590.html


( ゚Д゚)